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アレルギー治療allergy therapy

アレルギー

アレルギーとは、本来ならば害のないものを、誤って敵と認識してしまい排除しようと過敏に反応することを言います。アレルギー反応を避けるためには、原因となるアレルゲンに触れる機会を無くすことです。しかしながら実際、環境中に存在するハウスダストなどのアレルゲンは回避することは不可能です。

アレルギーの原因を探る

アレルギーの原因物質には、大きく分けて食物によるものと環境によるものがあります。
アレルギーの発生経路は、IgE抗体によるT型アレルギーと、リンパ球が関連するW型アレルギーの、2つの経路があります。
T型は、すぐに激しい反応を示します。 一方、W型は、1日から2日たってから反応が現れます。
食物アレルギーの8割はW型アレルギーによるもので、3割はT型アレルギーによるもです。1割はその両方が関連しているといわれています。

 

検査

一般皮膚検査

痒みを引き起こす原因にはアレルギー以外にも様々な原因があります。そこで皮膚検査を行うことでアレルギー以外の皮膚病がないかをチェックします。

除去食試験

食物アレルギーの原因となるタンパク質を免疫反応が感知する限界以下まで分解したごはん、もしくはタンパク質が体今まで経験したことのないもの一種類のみに限定したごはんを一か月間使ってアレルギー反応が発生しないかを観察する検査です。
つまり、検査用のご飯を一か月間食べて今まであったかゆみ、赤みなどの症状が治まった場合その子は「食物アレルギー」だったという事が分かります。

IgE検査(アレルギーの血液検査)

血液検査を行うことでその子が何に対しての抗原を持っているか(アレルギーの原因は何か)を評価することで即時型のアレルギーを検査します。

リンパ球刺激試験

こちらも血液検査の一つです。食物アレルギーなど、遅延型のアレルギーを検査するものです。


治療

副腎皮質ホルモン(ステロイド)

かゆみや炎症を抑えるお薬です。ステロイドは即効性の薬ですが、長期間使い続けると体に負担がかかります。

抗ヒスタミン剤

犬では抗ヒスタミン薬の副作用がほとんどありません。第一世代の抗ヒスタミン薬は、人では「眠くなる」という副作用がありますが、犬ではたまに見られる程度です。しかしながら、10-20%の犬にしか良好な反応は認められません。当院ではステロイド剤と併用することで、通常よりステロイド剤の使用を減らしています。

インターフェロン療法

免疫療法の一つです。アレルギーは体内の免疫バランスが崩れることで発生するので、それを補助することを目的に使用します。インターフェロン療法は皮下注射となります。

免疫抑制剤

ステロイドを使用せずに、アレルギー症状を緩和できます。また単独で効果が弱い場合は、少量のステロイドと併用することで、良好なコントロールが可能です。デメリットとして、このお薬はステロイド剤や抗ヒスタミン剤に比べて価格が高く、ステロイド剤に比べて即効性がなく1か月ほど掛かります。

シャンプー療法

皮膚を洗浄することにより皮膚に付着しているアレルゲンや余分な角質や皮脂、二次的に増えた細菌やマラセチアを取り除くことを目的にしています。シャンプー療法で良くなる場合や飲み薬の減量が期待できます。

減感作療法

アレルギーに対して根本的な治療が出来ると言われているのが減感作療法です。減感作療法には投与間隔を狭めた急速減感作療法があり、シンシア動物病院では急速減感作療法を実施しています。

急速減感作療法

減感作療法は、治療開始から頻繁に病院に通ってもらわないといけません。このデメリットを解消するために、半日の入院で何度も注射することによって導入期の来院回数を省略した方法が急速減感作療法です。

減感作療法のメリット


減感作療法は治療の効果率は60〜80%です。ただしこの数値は薬の減量を含めてのものです。また年齢の若い子ほど効果が現れやすく、高齢の子では効果が現れにくい傾向にあります。年齢が若くこれから薬を飲み続けなければならなそうな子はおすすめします。

減感作療法のデメリット

まずアレルギー検査を行なわなければなりません。また治療回数が多く、効果が現れるまで2〜3か月かかりますのですぐには痒みを抑えることはできません。この治療による重篤な副作用はアナフィラキシーショックですが、この発生率はアレルギー検査会社の報告では約30万頭のうち0,005%で死亡例はありません。

減感作療法のおすすめ

年齢の若い子ほど効果が現れやすく、高齢の子では効果が現れにくい傾向にあります。年齢が若くこれから薬を飲み続けなければならなそうな子はおすすめします。
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シンシア動物病院ビルダークリニック

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